2007年2月27日火曜日

● 【 バレーボール (サーブvol.2) 】

バレーボールのゲームで、強力な武器となるサーブ。アンダーハンドサーブ、オーバーハンドサーブ、ジャンプサーブ、フローターサーブと種類は様々だ。基本はやっぱり狙った場所にきっちりサーブを打ち込むことだろう。レシーブが苦手な選手がわかれば、その選手を狙って打てばいいし、選手と選手の間を狙うのも効果的だ。しかし、狙った所に打ち込めない選手はおおまかな目標を作ってサーブを打つことが大切。例えば 相手コートの奥の方にサーブを入れる ハーフのセンター以外のポジションのところにサーブを入れる できるだけ高いサーブを打つ 1本目は自分の打てる限りのスピードのあるサーブを入れる とりあえず相手コートに入れる と、人によって様々だが、共通していることは失敗して相手に点をただであげるのは避けるということ。ハーフのセンターポジションにいる選手にサーブを打ってしまうとすぐ近くのセッターにボールを簡単にあげられ反撃体制を作りやすくしてしまう。コートの奥にサーブを打ち込めばそれだけ、前衛から離れてるので、相手は攻撃を組み立てにくい。あとは練習を積んでしっかりしたサーブを打てるようにならないといけないのだが、自分のサーブが完成していない選手は取り合えず入れることが大事。

【 サーブの工夫 】

ボールは中心をうまく打ち抜くとチカラがボールに均等に掛かり、回転率が微妙に変化してボールが揺れながら飛んでいく。アンダーハンドサーブでも驚くほど揺れるサーブを打つことも可能だ。また中心を少しずらすような感覚で打ち抜くとグンと伸びる軌道を描くこともあるし、ストンっ!と落ちるサーブを打つこともできる。いつも同じ軌道のサーブばかりでは相手に読まれてしまうので2種類持っていると、打ち込む狙いを替えることと組み合わせ、バリエーションは広がる。また狙う場所もコートの一番端に立ち、相手コートの対角線の奥をサーブで狙うと最も距離を稼ぐことができ、端から同じサイドの手前のアタッカーを狙うと最も近い距離でサーブを打つことができる。状況と相手チーム選手の油断具合を見て、狙う場所を決めるのだ。

● 【 バレーボール (サーブ) 】

ゲームはサーブから始まる。自分達のチームからサーブが始まる場合、サーブで最初の得点を決めることが一番効率のよい得点方法だ。サーブの仕方はアタックを打つようにオーバーハンドで打つサーブ。下から打つアンダーハンドのサーブ。助走を付けてジャンプしながら打つジャンプサーブ等がある。基本は2つある。

● 狙った場所にサーブを落とす
● とにかくパワーのあるサーブをうつ

最初に身に付けるのは確実に相手コートに入れれるサーブを打てる技術。試合ではサーブを失敗すると相手チームの得点になってしまう。まず、相手コートに確実にサーブを入れれる選手にならないと、チームの戦力にならない。次に自分の狙ったところにサーブが打てるようになること。相手コートのフロント、ハーフ、バック、右、左と打ち分けられるようになれば、レシーブがうまくない選手がわかったときに狙う事が可能だっ。天井が高い体育館の場合、とても高いサーブを打つことも効果的。うまくなってくるとレシーバーとレシーバーの間を狙ってうつことができるようになる。これは全日本クラスのチーム相手でも効果的なサーブで、レシーバー同士がお見合い、もしくは交錯し、うまくレシーブできない可能性が高くなるからだ。 つぎにパワーサーブ。自分が持つ力を最大限にボールにぶつけ、速くてパワーのあるサーブをうつ。スピードがあるサーブは、スピードが速くなるほどレシーバーに瞬間的な判断を要求し、正確なレシーブを難しくする。自分がどうしたらスピードのあるサーブを打てるようになるのか考えて、工夫するといい。手とボールの当たる場所が重要なので他の選手に見てもらって弱点を指摘してもらえばいい。パワーがしっかりボールに伝わっているかどうかも重要なポイント。腕だけではなく、上半身や腰をひねる力もボールに伝わっていると、体が細い選手でも強いサーブが打てる。ボールを打つ瞬間をボールの中心から少しだけずらして打つとボールにドライブがかかり、レシーブする時にボールが伸びたり、落ちたりする(ドライブサーブ)。また中心をうまくヒットすると無回転サーブとなり、スピードが速くても遅くてもゆらゆらと揺れるサーブを打つことができる。速いサーブの後はゆっくりしたサーブ、次は揺れるサーブとバリエーションをつけるとレシーバーは完全に混乱する。試合形式等によってサーブを打つチャンスが2回(1回失敗しても相手に得点が入らずもう一回サーブを打てるルール)ある場合は一回目は失敗覚悟で一番得点率が高い強烈なサーブもしくは意表をつくサーブを打つ。失敗したら次は確実に相手コートに入るサーブを打つように心がけるのがセオリー。「サーブが決まらない・・・」とクヨクヨなやむ選手がいるが、悩んでもいいことはないのでそんな事は気にせずバシバシ打ち込むこと。特に2回チャンスがある制度の環境でプレーしている選手はなおさらだ。バレーボールにおいてサーブはとても有効な攻撃手段の一つである。

2007年2月21日水曜日

● 【 バレーボール (ブロックpart2) 】

相手アタッカーは目の前にブロックがあると、そのままアタックを打っても得点に繋がる確立が低くなる。なかなか相手のブロックを止められなくて、なかなかうまくいかないなぁ・・・と思っていても、このようにブロック効果はある。ジャストのタイミングでブロックした場合、相手アタッカーはブロックアウトもしくはフェイントを狙うことがあり、そういった場合のフォローをしっかりできるとチャンスメイクに繋がる。

【 相手アタッカーの選択肢 】
アタック (ストレート もしくは クロス)
フェイント
ブロックアウト

とりあえずストレートをブロックして起きたい場合一番サイドの選手はストレートのコースをきっちりふさぐ。2枚目、3枚目の選手が跳ぶときはなるべくブロックに隙間を作らないよう、きっちり寄せて飛ぶのが大切。ブロックはタイミングが合わないと止めれない。時間差や速いトス回しにしっかりついて行き、タイミングをあわせて飛ぶように。フェイントとわかった場合はなるべく速い段階で「フェイント!」と声をかけてあげると回りの選手が準備しやすくなる。

2007年2月20日火曜日

● 【 バレーボール (ブロック) 】

相手の攻撃をふせぎ得点させないようにするブロック。コートの前にいる選手は相手が攻撃する気配がある時、必ずブロックしないと相手攻撃の決定率を高めてしまう。相手のアタッカーが強力な場合、2人でブロックしたり、3人でブロックしたりする。6人制のバレーではネットを越えて相手コート側に手を出してもいいが、9人制のバレーでは相手コート側に手が出ると「オーバーネット」という反則を取られ相手の得点になる。このオーバーネットという反則はアタックを打つときでも、ボールを押し込むときでも取られる。ブロックはとにかく高く飛ぶというわけはなく、相手のアタックする瞬間に合わせてジャンプする感覚。相手がボールをミートするその瞬間、手前に壁があればボールをはじき返したり、威力を半減させることができるのだ。 基本 【相手アタッカーの狙ってるコースの前でジャンプする】 9人制の場合、ジャンプするときに気をつけなきゃいけないことはなるべくネットの近くでジャンプ(9人制の場合はネットを相手コート側に越さないよう水平に)する。ネットと体が空いているとボールを自分のコートに吸い込んでしまう。自分の手に当たったときは「ワンタッチっ!!」とすぐに叫び、チームメイトに教えること。その声を聞きチームメイトは次の攻撃を組み立てる。ブロックに当たった場合、その後ボールを見失わないように注意。真上に上がっていれば、そのままアタックが打てるし、コートの外に飛んだ場合、見えていれば繋げて攻撃に転じることができる。

●相手のセッターが上げるボールの特性をよく見て覚える
●相手のアタッカーがボールをミートする瞬間を必ず視界にいれる

相手のセッターのトスが速いか遅いか、どんなフェイントを使うのかしっかり頭に叩き込んでおかなければブロックする時に追いつかないことがある。相手アタッカーのスパイクもクイックやクロス、ストレートと種類があればどこをブロックすれば効果的なのか違ってくる。2人や3人でブロックする時はブロックする選手同士の間を空けないこと。うまいアタッカーは間が空いていればそこにアタックを通してくる(!)。一緒にブロックする選手同士で「ぶつかってもいい?」とか「私ストレート抑えるから、あなたこっち」とか打ち合わせが大切だ。 相手のアタッカーは自分がアタックを打とうとする場所に壁があれば自分のコートにボールが戻ってしまうので、ブロックをはずしたりかわしたりする工夫をする。クイックや時間差、フェイント、視線と逆の方向へのスパイク。それらをうまく読み、ブロックを決める。ここ一番でブロックポイントを取ることができれば、相手アタッカーの気持ちをへこますことにもなるし、チームが盛り上がる。ブロックが決まった時は思いっきり喜ぼうっ!

2007年2月19日月曜日

● 【 バレーボール (片手トス) 】

試合中にどうしても片手でボールを処理する場合がある。この時片手で処理する練習をしてないと、うまくさばけない。コートから飛び出したボールを追い、ギリギリのとこで味方に返す時。サーブレシーブが思いがけない高さで帰ってきてしまい素早くクイック体制のアタッカーに上げなきゃいけない時。他の選手にぶつかって予想外のバウンドでボールが飛んできた時、とシチュエーションは結構ある。

【片手トスの練習】
片手でのトス練習をやってるとコーチやら監督やらに怒られる時がある。そういった場合は見つからない時か一人の時に練習する。他のチームにできない技ができるようになれば、逆に自分のチームの手数が増えるのだ。実戦でうまく決まればコーチも認めてくれるだろう。片手で上に上げるトスを繰り返し行う。自由にボールコントロールができるようになったら、次はジャンプしながら行う。実際に片手で処理する時はジャンプしている時が多い。右手でも左手でもできるように特訓しておくといい。特に利き手ではない手での処理をうまくしておくと、攻撃時に効果的。セッターやセミアタッカー等、前で片手処理する選手はジャンプした時の選択肢が増える。ブロックするか、抑えるか、片手トスを使うか、2アタックを打つか・・・。また悩みが増えるが、こういった他の選手がやらない事を自分の特技に加えていくことで自身を差別化して価値を高めていくことができる。

● 【 バレーボール (トスpart2) 】

世界バレーが終わった後に、ドーハ女子バレーの決勝戦(日本対中国)が放送されたのを録画で見た。その試合で印象に残ったのは中国チームのセッターのトス技術。本当にすごかった。竹下とは全く違うタイプのセッターだ。ボールをセッターがふれたとたん、ボールの動きがスローモーションになったり、まったく感じていない場所に方向が変わったり、急に加速したり、とても奥が深い。世界トップレベルのプレーを見て、すぐに普通はできない。が、見て、知って、学んでおくことは全てのプレーヤーにとってプラスになる。 セッターはどこに、どんなサーブレシーブが返って来ても、効果的な攻撃に繋がるトスをアタッカーにだすのが仕事。とんでもないとこにレシーブが飛んでっても、転げまわりそうになりながら、アタッカーに向けてボールをあげる。それが第一の仕事。それができなければ周りのプレーヤーがトスを上げ始めてしまい、収集がつかなくなる。トスにはいくつか種類があり、セッターはトスを使い分ける。Aクイック、B、C、平行、バックアタックと結構多い。中国のセッターがあげるトスを見て思ったのは、サーブレシーブから返ってきたボールのスピードとセッターが出すボールのスピードが違う(ここ大事!)こと。カシューーーン!と飛んできたサーブカットがセッターのところに来るといきなりスローモーションがかかったように「フワっ」とスピードが殺され真上にあがり、アタッカーがパシ!っとスパイクをうつAクイック。これはスピードの差があればあるほど効果的。逆もあった。ゆるいボールが返ってきたのを、ターボ加速装置のスイッチが入ったように「キューーーーンっ!」とオープンに平行トスを飛ばし、ノーブロックでスパイクを打たせる。すごい。私はこの試合を見るまで、理屈がわからなかったが、この方法をしっかりチームでできればかなり強い攻撃になる気がする。やはり、うまいチームの試合を見るのは勉強になる(素)。

● 【 バレーボール (トス) 】

オーバーハンドパスが上手でアンダーもアタックもほどほどにこなせる人はセッターに向いている。レシーバーがひろったボールをアタッカーが打ちやすいよう配給するのがセッターの仕事。オーバーでもアンダーでもいいが、アタッカーが打ちやすいようにトスをあげれる技術を身に付ける。なので、セッターになったら一番最初にすることはアタッカーに「どういうトスが打ちやすいっすか?」と質問すること。そのアタッカーの人が正直な人ならその質問に応えてくれると思われるので、アタッカーの注文通りのトスがだせるようにコンビを組んで練習する。アタッカーが初心者の場合は高いトスがいい。ボールの滞空時間が長いのでタイミングを合わせやすい。まずはアタッカーがちゃんとアタックを打てるようにならんと話にならんのだ。息が合ってきたら少しずつバリエーションを増やす。高いトスは相手もブロックをあわせやすいので、低めのトスやスピードの速いトスもこなせるようにする。機敏な動きができる選手はジャンプトスにもチャレンジしてみよう。ジャンプトスは中田久美が現役時代に得意としていたトスワークでアタッカーが打ち込むポイントにより近く、速いトスが可能となり、相手ブロックがついてこれなくなる。ジャンプしているので、時に自身がアタックを決めることもできる強力な武器だ。

トスがうまくなる方法はいくつか考えられるが、オーバーハンドパスを最初に徹底的に仕上げること。レシーバーから送られてくるボールはトスしやすいボールばかりじゃない。おかしなところからスピードのあるボールが帰ってくることもあるし、倒れかけながらトスを上げなきゃいけないケースもある。無理な体勢から一番遠くのレフトに長いトスをあげるにはオーバーハンドパスが遠くに正確にだせなければ上げれない。練習相手に難しいボールを左右前後に出してもらい、相手の頭上にしっかり返す練習をコツコツ続けるのが効果的。この練習は空き地があればけっこうどこでもできる練習だ。

2007年2月18日日曜日

● 【 バレーボール (アタックPart3) 】

● 空中で反転しながらのアタック

今日のゲーム形式の練習でセミアタッカーというポジションをやったが、これがなかなか難しい。ボールを追ってると体がクルクル廻ってメリーゴーランドみたいな感じである。目が廻ってフラフラしたところにいきなりセッターからクイックがきたり、2アタックボールが後ろから飛んできたりする。で、問題はこの後ろから来るトスをどー打つかという部分。相手の強いサーブが来てカットが乱れたっ!セッター苦しみながらも後ろからセミのトスをあげたっ!当然後ろ向きだった私はバックトスで相手コートに返した。「ピピーっ!」あ・・・コーチが何か言いたそうな顔に変わる。さらにゲームが続き今度はバックから直接私の真上にボールが帰ってきた、私はまたもや当然のように後ろ向きだったので、とっさにトスに切り替えたが、そこでコーチに呼ばれた。

コーチ 「なにしてんのっ!」
私 「ば・・・バレーボールっす」
コーチ 「(バシっ!)空中で反転して打ちなさいっ!!」
私 「(驚きの表情)!」

なんとコーチいわくジャンプしながら空中でクルッと廻って反転して打てと言う・・・。そんなバカな!言われた通り、やってみると「あ!」っという間にわかった。うーむ・・・試してみないとわからないもんである。よくよくセミアタッカーの人の打ち方を見てると、皆普通にやっている。自分もやってみると練習なしではまったくできなかった。先は長い・・・。また練習するスタイルが増えた。。。

ポイントは「あ、トス来るな!」と感じたときに一歩後ろに下がっておくこと。ネットについていると無理な体勢になりがち。下がっていないと空中でボールが視界に入ってくるのが遅くなる。相手のブロックも見えにくくなる。右後ろから来るボール、左後ろから来るボール、両方練習しておいたほうが対応できる確立があがる。

● 【 バレーボール (アタックPart2) 】

アタックは攻撃のフィニッシュ部分。セッターや他の選手から飛んできたボールを相手コートにねじ込む作業なのだが、いくつか種類がある。

【 打ち分け 】
クロス (コートに対して対角線に打つ)
ストレート (コートに対してまっすぐ打つ)


最初に覚えるのがこの二つの打ち方。レフトアタッカーがクロスにばっかりアタックを打ってると相手のブロックとレシーバーはクロス側を警戒するようになる。そこにストレートのアタックを打てば決まる確立があがる。ついでに打つ方向と反対の方向をチラっと見てから視線と反対の方向にアタックを打つとさらに相手は混乱する。こんな風にパワーだけで勝てない相手の場合はやり方を工夫することで十分戦うことができる。レフトとライトのアタッカーの場合はさらにブロックアウト(相手のブロックに当ててアウト側にボールを出すアタック)も追加すると相手ブロッカーはどうしていいかわからなくなる。クロスへのアタックを強く、正確に叩くには腕をその方向に向けて外側にキレイに振り下ろさなくちゃうまく叩けない。ジャンプしながら「上から下に」ビッと外側に向けて振り下ろす練習を繰り返しフォームを確認する。力が入ってないと「バシっ!」としたクロスは打てない。ストレートはボールに対して前にまっすぐ飛んでそのまま前に打つ。スパイクコースをコントロールできるようになると、バレーボールがまた少し楽しくなる。

● 【 バレーボール (アタック) 】

バレーボールの攻撃のリズムは最初に相手コートから飛んでくるボールをレシーブし、次の人がボールをアタッカーにパスして、アタッカーが相手コートにボールを落とす、これが基本形。レシーブ(レシーバー)→トス(セッター)→アタック(アタッカー)とつながって行くのだが、これには理由がある。

● レシーブ (相手の攻撃を殺し、攻撃チャンスを作る)
● トス (どのアタッカーを使って攻撃するか判断し、適切なボール送る)
● アタック (与えられたに攻撃任務を果たす)

アタックは攻撃のフィニッシュ部分。腕を上から振り下ろし相手のコートにボールを撃ち抜いたり、たたきつけたり、相手のブロックにわざと当てボールを相手コートの外にはじき出したり(ブロックアウト)して得点を決定させる役割を持つ。アタッカーはそれ以外に、フェイントを使ったりブロックしたり、パスを逆サイドに振ったりする仕事もある。

ジャンプしてセッターや、その他の人から来るボールを相手コートの狙った場所にアタックを打ち込むのは簡単ではない。まずジャンプして手を後ろから前にうまく振る練習からはじまる。最初は止まって打つのがいい。セミアタッカーもアタッカーもその場でジャンプして打つシチュエーションが必ずあるからだ。両サイドのアタッカーは走りこんでアタックを打つことも多い。助走を取り、両手を下から振り上げて前のボールに向かってジャンプし、一番高いポイントでアタックを打つのが基本。アタックを打つポイントが相手のブロックより確実に高ければ、その試合では常にブロックを気にせずアタックを打つことができる。逆に相手のブロックの方が確実に高い場合は次の手段(フェイントやブロックアウト、ストレート打ち、クロス打ち、Bクイック等)を考える。どの攻撃で来るのか相手がわからなくなればこちらが有利に試合を展開することができるのだ。試合中に1回くらいアタックが決まらなくても気にする必要まったく無し。次の攻撃方法を考える方が忙しい。

2007年2月16日金曜日

● 【 バレーボール (レシーブPart2) 】

アンダーハンドやオーバーでレシーブする時に、どうして思ったところに返せないのだろう。相手がサーブを打つ瞬間を見ていなかったり、チームメイトからこぼれてくるボールに反応できなかったりするのは、集中力不足だ。試合中にチームメイトとコミュニケーションすることはとても重要だが、話してるときに相手を見ていないとサーブを打ち込まれてしまうことがある。相手がサーブを打つ瞬間は、必ず集中してよく見ておくこと。

相手アタッカーのスパイクをレシーブする時にうまくあげれないのは、「強いスパイクを怖がってるとうまいレシーブはできない(素)」 プレーする人は似たような年齢や環境でやっているもの。中学生女子に男子大学生のアタックをレシーブしろ!って言ったら危険だが、同じ学年くらいならば、たいていどんなアタックでもぶつかったところで痛みはしれている。痛くなければ怖くない。飛んでくるスパイクが怖い人は、最初にスピードに慣れるといい。飛んでくるスピードが速ければ速いほど瞬間的な判断力が増していく。

速いスパイク → ゆるいスパイク
とんでもなく速いスパイク → ハーフスピード → ゆるいスパイク


速いスパイクへの対応ができるようになると、その間の対応もできるように練習する。フェイントを落ち着いて味方にオーバーであげたり、ハーフスピードのボールをアタッカーにアンダーでうまくあげたり、バリエーションは豊富だ。私はうまくレシーブできるときはボールが手で作る面にしっかり乗ってる感覚がある。調子が悪い時は、乗ってる感覚が感じられなくて、とんでもない方向に飛んでいってしまい、コーチに怒られると・・・。これは自分で気がついたが、レシーブする時に上半身が上下するとうまくレシーブできない。頭の位置がずれると、視線も上下するので位置が変わるからだろう。顔の位置が上下しないようすることも正確なレシーブをするための大事な条件だ。

● 【 バレーボール (レシーブ) 】

バレーの攻撃のスタート部分のレシーブ。相手のサーブやアタック、流れてきたボールをしっかりレシーブして味方の攻撃に変える役割を持つ。レシーブが決まらなければその後の攻撃がぎこちないものになるので、重要な仕事。レシーブの基本は 相手コートから飛んでくるボールをしっかりセッターに返す(キッパリ) これにつきる。セッターがトスを上げやすい位置に確実に返せるレシーバーがいればセッターの攻撃準備が常に最高の状態で行なえる。逆にレシーブがセッターに返らないと、攻撃パターンが作れないので攻撃自体が組み立てられない。まずはアンダーハンドでセッターの頭上にふわりとしたボールを返す練習をジャンジャカしよう!両手を体の前に組んであちこちに飛んでくるボールをセッターの頭の位置に確実に返せるよう体に覚えこませるまで練習する。ポイントがいくつかある。 ボールが飛んでくるまでは両足に重心を均等にかけておくこと。どちらかに重心が寄ってると重心の逆側にボールがきた時に対応が遅れる。

● アンダーハンドレシーブ
腰を落としてレシーブする 腰が上がってると頭が下を向きやすく、正確なレシーブができない。腰を落としていれば上半身がそれだけ立ち上がり、視界が広くなり、次のプレーもよく見える。 自分がレシーブできるの限界の低さを知っておく 一番低いレシーブ位置は床とボールの落ちる位置に手のひらを滑り込ませて拾うレシーブでどのプレーヤーも一緒。最初に床に手のひらをついて感覚を知っておく。 レシーブ後にゴロゴロ転がったり、転んだりするが、その後すぐに立ち上がる 転んだ後、まったく起きてこない選手がいるが、転んでるとこにアタックを打てば簡単に相手に得点されてしまう。つべこべ言わずさっさと立つ。 レシーブだけではなく、乱れたボールを相手コートの奥のほうに返す作業も必要になることがある。こういう時はアンダーハンドレシーブを横から振る(例えて言うならばテニスの両手打ち方のような感じか?)要領でうまくミートさせ、相手コートの奥まではじき返す。右側も左側も(可能ならば走りながらでも)できるようになっておかねばならない。どのポジションのアスリートも覚える仕事が沢山あるので少しずつ身に付けていって欲しい。

● オーバーハンドレシーブ
腰より高い位置のボールはオーバーハンドでレシーブしてセッターに返す。もしくはセッターを通り越し、直接アタッカーにトス(ツーアタック)してしまう。上半身より高い位置のボールをアンダーハンドでレシーブしようとすると無理な体勢になり、レシーブがうまくできない。多少強いボールでもオーバーハンドでさばいてしまえば安定するし、次の攻撃のリズムもテンポがよい。ツーアタックを狙う時はアタッカーの名前もしくはポジションの名前を呼びながら高めのトスを送る。ツーアタックを試合で活用する場合はレシーバーとアタッカーで試合前に「チャンスがあればツーアタックするからねっ!」と打ち合わせしておくこと。いきなりツーアタック用のトスをあげてもアタッカーと打ち合わせがないとギクシャクしてしまうことがある。事前に打ち合わせしておけば、相手をうならせる攻撃を平然とレシーバーとアタッカーだけで組み立てられる。これはカッコいい。

● リベロ(LIBERO)
レシーブ専門のプレーヤーのこと。ネットより高い位置のボールに触れたり、トスを上げたりすることができない。アタックももちろんできないしサーブも打てない。6人制のバレーボールで活躍するリベロ。レシーブ専門の特殊なポジションでユニフォームもリベロだけは違う色を着用する。 *リベロ制は1997年のワールドグランドチャンピオンズカップで試験的に導入され、1998年に国際ルールとして正式に採用となった。

● 【 バレーボール (アンダーハンドパス) 】

ボールを両手で上半身よりも上でさばくのをオーバーハンドパス。上半身よりも下でさばくのをアンダーハンドパスと呼ぶ。

アンダーハンドパス

手錠を掛けられたように両手を差し出して、飛んでくるボールをはじき返し、自分の狙った場所にコントロールするのがアンダーハンドパスの基本。うまくなるコツは、とにかく沢山練習すること(キッパリ)。暇があれば相手を見つけてアンダーハンドでパス交換を繰り返す。正面と横、どちらでも自分の狙った場所に両手を振ってボールを運ぶ。ボールを受ける時に片方の足が前に出てしまっている人をたまに見かけるが足は自分の肩に対して平行、両足に均等に重心がかかっている状態がベスト。どちらかに重心が偏っていると逆を疲れたときに反応が遅れ、ボールに追いつかない。アンダーハンドパスがうまい人はレシーバーに向いている。スピードの強いボールをアンダーハンドで勢いを落とし、ふわりとしたボールをセッター(アタッカーにトスをあげる人)に返すのがレシーバーの大事な仕事。アンダーハンドパスは腰を高い位置から低い位置まで上げたり下げたりしながら練習すると効果的だ。低い位置から持ち上げるようにレシーブすることができれば様になってくる。また走りながらボールを正確にコントロールする練習も大切。


私はアンダーハンドパスが下手だ。練習不足である(キッパリ)。自身の改善するポイントがいくつかある。(1)手首に当ててしまうクセがついてしまってる。手首に当たるとボールがコントロールできないので、手首とひじの間の部分にしっかりボールを当て、ボールのパワーを殺すことが大切だ。(2)スピードが速いボールのときになぜかジャンプしてしまうことがある。ボールにドライブがかかっていて伸びたときによくしてしまうミスだ。キレイにアンダーでボールを殺すことができる人を見ると「美しい・・・」とみとれてしまう。それくらいキレイなアンダーハンドパスは魅力的だ。サーブカットにしても相手アタッカーのスパイクレシーブにしても、アンダーハンドから攻撃が始まるので、アンダーハンドパスが上手な選手がいないチームはバレーボールというスポーツで勝ち進むのは難しいと思う。

2007年2月4日日曜日

● 【 オーバーハンドパスpart3 】

オーバーハンドパスが上達するにはどうしたらいいのだろう。力任せにパスを送っていてもまったく上手くならないので、抜本的に練習しなおすことにした。「オーバーがうまいなぁ・・・」と思う選手のパス交換をよく観察するとボールをしっかりコントロールできてることがわかる。

飛んでくるボール → 受け止め → ボールの強さとスピードを選び → 狙った距離のパスを送る

これを一瞬で動作するのがオーバーハンドパスだ。自分でオーバーが上手くいかない原因は、狙いをしっかり定めないでパスした時。これはもともと狙ってないから、指導を受けてるコーチにはこう言われる「どこ狙ってるんのっ!!(怒)」 しっかり相手のいる位置を確認し、短すぎず、長すぎず、ちょうどいいポイントにパスを回せるよう練習する。どうしたらできるようになるか。これは簡単である。自分で「オーバーハンドパスをうまくなろう!」と考えながら練習することである。この自分で考えるという部分が大切。言われたからやろうという練習方法では3年経っても上手くならない。効果的な練習方法としては、2人一組で練習するならば、対面でパスする距離をどんどん変えていくこと。遠くから近くに、近くから遠くにと、どんどんどんどん距離を変え、オーバーハンドパスをやり取りする、ボールの高さを変えながら、ボールのスピードを変えながら、ジャンプしながら、様々な形で繰り返す。ボールの軌道は図にも表してるが、低くなればなるほど、ボールのスピードが速くなり、合わせるのが難しくなる。が、うまく合わせることができるようになると、攻撃がスピーディーになり、相手は防御するのが難しくなる。スピードの速い、勢いのあるオーバーパスをだせるようになりたい選手は、上半身をそらせ、しっかり体重を乗せボールに伝えるよう工夫してオーバーパスを練習するといい。

2007年2月2日金曜日

● 【 オーバーハンドパスpart2 】

様々な球技の中でもバレーボールのオーバーハンドパスはボールの大きさや姿勢、使用する部位等を考慮してもなかなか万人向けのアクションで、練習次第で誰でも技術が向上する。簡単に言えば、練習すれば誰でもうまくなる。オーバーハンドパスを上手になりたいと思っている人は多いと思うが、自分のやり方を身に付けてしまうとバリエーションを覚えない人が多い。「飛んでくるボールを受け、押し返す」という単純な動きなのだが、その動作には様々なヒントが隠されてる。

● 飛んできたボールをすぐに「パンっ!」っとオーバーで返す人のリズムは 「 ワーン ・ ツー 」
● 飛んできたボールを手首を使いワンクッション入れてから返す人のリズムは 「 ワーン ・ アンド ・ ツー 」
このアンド部分の 「間(ま)」 を手首のクッションだけで取れるオーバーハンド上手な選手がいる。その間を空けることで相手のブロックのタイミングをずらし、アタッカーのスパイク成功率が上がってしまうのだ。

バレーボールでは相手のタイミングをずらすことがとても効果的。「パンっ!」とトスを上げるのと、スローモーションがかかったみたいにいきなりスピードの遅いトスがあがるのでは相手のブロッカーはタイミングを計ることができない。このスローモーショントス(勝手にネーミング)はまず来るボールを持つことからはじまる。飛んできたボールのスピードが明らかに遅くなるよう、ソフトなトスに変化させる感覚。練習相手にボールを投げてもらい、持つ(その瞬間ボールは当然止まる)。んで、そのあとゆっくり手首で返す。手首のバネだけでやる人もいるし、体のバネも混ぜる人もいる。
飛んできたボール(はやい) → ソフトなトス(おそい) → 強烈なアタック(ちょーはやい!) とこんな感じで攻撃に緩急を付けると人間自分の持っているタイミングがずれるものだ。これを身につけると「あの人はトスワークがすごいっ!」という話になったりする。手首で「間(ま)」を取ることもできるが、体のしなりで「間(ま)」を取ることもできる。オーバーで返す瞬間に体を弓のようにしならせてタイミングをずらす。年齢が高い人がやるとついでにギックリ腰になっちゃったりもする。手首のしなりと体のしなりを連動させるとさらに間(ま)をずらしたトスになる。決まると最初の一発目は相手の選手がその動きに見とれてる間にアタックを決めることが可能だ(本当か?)。バレーボールは奥深い。こういった細かい仕組みや動きを知って、身につけちゃうと嬉しくなったりする。

2007年2月1日木曜日

● 【 オーバーハンドパス 】

準備とボールが揃ったら挨拶をし、チームのキャプテンもしくは指導者から練習メニューと連絡事項を全員で確認し練習スタート。チームによるが、一般的にはオーバーハンドパスからはじまる。 オーバーハンドパス 両手で飛んでくるボールを正面から受け、自分の思う場所にボールを飛ばすパスのこと。うまくなるコツはとにかく沢山オーバーハンドパスの練習をすること。時間があれば相手を見つけパス交換をする。毎日30分から1時間間くらいオーバーハンドパスの練習を続けると、しっかりした形になってくる。小さくパスをあげたり、大きくあげたり、平行に強く飛ばしたり、いろんなバリエーションがあるので沢山練習する。フロント(前衛)でプレーする人はジャンプしながらパスする練習や体を曲げてボールの勢いを吸収し相手にフェイントをかけるテクニックもある。手首が柔らかいプレーヤーはボールを受けるときいったん手首をまげて受け、まるでいったんボールを持っているかのように見えるパスを送る選手もいる。なかなかうまくならないプレーヤーはまずボールが飛んでくる正面に入り、しっかり体の中心(額のまん前の感覚というコーチもいる)でボールをさばくように心がける。 私はまだこのオーバーハンドパスがうまくできない。自分の思ったところにボールをあげれないのだ。練習不足である(キッパリ)。特に走りながら出すパスの精度が低い。練習不足である(キッパリ)。「勉強もしなくちゃいけないから時間がない」だとか「社会人はなかなか練習できない」だとかいろいろ皆言うが・・・練習不足である(キッパリ)。練習すればオーバーハンドパスはある程度まで必ずうまくなる。ただ練習をしてないだけなのだ。