2007年2月19日月曜日

● 【 バレーボール (トスpart2) 】

世界バレーが終わった後に、ドーハ女子バレーの決勝戦(日本対中国)が放送されたのを録画で見た。その試合で印象に残ったのは中国チームのセッターのトス技術。本当にすごかった。竹下とは全く違うタイプのセッターだ。ボールをセッターがふれたとたん、ボールの動きがスローモーションになったり、まったく感じていない場所に方向が変わったり、急に加速したり、とても奥が深い。世界トップレベルのプレーを見て、すぐに普通はできない。が、見て、知って、学んでおくことは全てのプレーヤーにとってプラスになる。 セッターはどこに、どんなサーブレシーブが返って来ても、効果的な攻撃に繋がるトスをアタッカーにだすのが仕事。とんでもないとこにレシーブが飛んでっても、転げまわりそうになりながら、アタッカーに向けてボールをあげる。それが第一の仕事。それができなければ周りのプレーヤーがトスを上げ始めてしまい、収集がつかなくなる。トスにはいくつか種類があり、セッターはトスを使い分ける。Aクイック、B、C、平行、バックアタックと結構多い。中国のセッターがあげるトスを見て思ったのは、サーブレシーブから返ってきたボールのスピードとセッターが出すボールのスピードが違う(ここ大事!)こと。カシューーーン!と飛んできたサーブカットがセッターのところに来るといきなりスローモーションがかかったように「フワっ」とスピードが殺され真上にあがり、アタッカーがパシ!っとスパイクをうつAクイック。これはスピードの差があればあるほど効果的。逆もあった。ゆるいボールが返ってきたのを、ターボ加速装置のスイッチが入ったように「キューーーーンっ!」とオープンに平行トスを飛ばし、ノーブロックでスパイクを打たせる。すごい。私はこの試合を見るまで、理屈がわからなかったが、この方法をしっかりチームでできればかなり強い攻撃になる気がする。やはり、うまいチームの試合を見るのは勉強になる(素)。

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