2007年8月13日月曜日

日本 v.s. ブラジル

現在、世界ランキング2位のブラジルとの試合をおこなった全日本女子。前日のオランダ戦、フルセットまで待ちこんだがラストマッチを勝ちきれず敗退。なかなか強豪に勝てないが、今日の相手も強豪中の強豪ブラジル。サッカー最強国でもあるブラジルは選手入場の時にサインボールをスタンドに蹴りこむパフォーマンスで登場。かっこいい。試合内容はポイントがいくつかあった。ブラジルの選手は平均身長が日本より高くそれと同時に手も長い。その体型のメリットを活かしたバレーボールをしてきた。対する日本はそれら相手の攻撃に耐えつつ、隙間を狙う試合運びを選んだ。実際にコートに立っている選手たちは「そんな事はない」と言うかもしれないが、実際に放映をみてると受け手に回っている印象になってしまう。ブラジルはブロックが高かった。二枚でも一枚でも高くジャンプし、栗原、高橋、木村のアタックコースを徹底的に減らしていた。日本のアタックは必ず相手のブロックに引っかかり、試合が進むにつれてアタッカーの体が後ろに下がって打ってしまうようになっていった。バレーボールは確立が高い得点方法を選ぶスポーツなので、目の前にブロックがあってもお構いなしに打ち抜くアタックを練習してなければ、誰でもそうなってしまう。今日は特にそうだったように思う。「普通に打ってもダメだ!」という気持ちがアタッカーにあれば、相手ブロッカーの勝ちだ。3セットで日本のブロックポイント1に対しブラジルのブロックポイントは15。この差は大きい。ブロードにエリカを走らせ、一枚減らし、後ろから栗原、木村のバックアタックは何本か決まった。それ以外は日本の攻撃は通じていなかったように思う。対するブラジルはブロックがいいのと同時に、レシーブも抜群によかった。アタッカーも皆カットが上手なのでセッターはクイック、オープン、バックアタックと自在に操り、各アタッカーはスピードと高さが日本よりも1段上なので自由自在にアタックを日本のコートに打ち込んだ。特にブラジルのエースアタッカー、シエラはスピードが抜群で多少トスが流れてもまったく関係なく打ち込んできた。バックアタックも前衛にいるときと同じ感覚で打ち込んでいるように見える。日本はどうしても竹下の部分がブロックが開いてしまう。そこを徹底的に打たれ、0-3のストレート敗退。東京ラウンドを終えた。


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